ここからは、科目としては「労働衛生(有害業務に係るもの)になります。
問11
局所排気装置に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1)ダクトの形状には、円形、角形などがあり、その断面を大きくするほど、ダクトの圧力損失が増大する。
(2)フード開口部の周囲にフランジがあると、フランジがないときに比べ、気流の整流作用が増すので、大きな排気量が必要となる。
(3)ドラフトチェンバー型フードは、作業面を除き周りが覆われているので、外付け式フードに分類される。
(4)建築ブース型フードは、作業面を除き周りが覆われているので、外付け式フードに分類される。
(5)ダクトは、曲がり部分をできるだけ少なくするように配管し、主ダクトと枝ダクトとの合流角度は45°を超えないようにする。
【解答・解説】
(1)誤り。ダクトの圧力損失は、その断面がと小さくなるほど増大する。なお、ダクトが太すぎると空気の流速(搬送速度)が不足することにより、粉じんがダクト内に堆積するおそれがあります。
(2)誤り。少ない俳風量で所定の効果を上げることができます。
(3)誤り。ドラフトチェンバー型フードは囲い式フードに分類されます。
(4)建築ブース型フードは、作業面を除き周りが覆われているもので、囲い式フードに分類されます。
(5)正しい。