最新公表過去問題(第一種)を解く㉔

問24

事務室の空気環境の整備に関する次の文中の(   )内に入れるA及びBの数値の組合せとして、法令上、正しいものは(1)~(5)までのうちどれか。

「① 空気調和設備又は機械換気設備を設けている場合は、室に供給される空気が、1気圧、温度25℃とした場合の当該空気中に占める二酸化炭素の含有率が100万分の(  A  )以下となるように、当該設備を調整しなければならない。

② ①の設備により室に流入する空気が、特定の労働者に直接、継続して及ばないようにし、かつ、室の気流を(  B  )m/s以下としなければならない。」

    A        B

(1)1,000       0.3

(2)1,000       0.5

(3)2,000       0.5

(4)5,000       0.3

(5)5,000       0.5

【解答・解説】

事務所衛生規則では、第5条に、空気調和設備(空気を浄化し、その温度、湿度及び流量を調整して供給する設備)または、機械換気設備(空気を浄化し、その流量を調節して供給することができる設備)を設けている場合は、室に供給される空気が、基準に合うよう調整しなければなりません。

その基準は、1気圧、温度25℃とした場合、

・浮遊粉じん量  0.15mg/㎥

・一酸化炭素含有率  100万分の10(10ppm)以下

・二酸化炭素含有率  100万分の1000(1000ppm)以下

・ホルムアルデヒド量   0.1mg/㎥

となっています。

また、室に流入する空気が特定の労働者に直接、継続して及ばないように、かつ、室の気流を 0.5m/s以下としなければならないとされています。

よって、答えは(2)になります。